皆さんは酒粕というと、どんなイメージを持っていますか?
「あまり食べないから、よくわからない」
「たまに粕汁や甘酒をつくるくらい…」
「健康に良いとは聞くけど、調理の仕方、食べ方がわからない」
そんなイメージの方もいらっしゃるかもしれません。でも、酒粕は肌のコラーゲン密度をあげたり、腸内環境を整える成分が入っていたりと、カラダに嬉しいことばかりなんです!
今回はそんなカラダにいいこと尽くしの酒粕の栄養と効能をご紹介したいと思います。
酒粕ってなに?
酒粕とは、日本酒のもろみを搾ったときに残る固形物のこと。米や米麹、酒母、仕込み水をタンクに入れて発酵させた液体を「もろみ」と呼びます。
つまり、日本酒の素である「もろみ」をぎゅっと搾ってできた酒粕には、米や酵母の成分がたっぷり詰まっているのです。
カラダにいいこと尽くしの酒粕の効果
こうやって搾られた酒粕には、嬉しい成分が盛りだくさん。美肌やアンチエイジング、腸内環境改善、貧血予防に効くといわれる効果があります。さっそくどんな成分があるのか、それらの成分がどんな役割を果たすのかをみていきましょう。
肌のコラーゲン密度をあげる「α-EG」(アルファ・エチルグルコシド)
酒粕には、日本酒の味を形成する旨味成分「α-EG」が含まれています。「α-EG」とは麹由来の酵素により生み出される、酒粕に含まれる成分のひとつ。2017年に金沢工業大学と車多酒造の共同研究で、肌のコラーゲン密度を増やすということが実証されました。
(参考記事:https://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2017/0913_ozeki.html )
腸内環境を整える「レジスタントプロテイン」
酒粕には、食物繊維のような働きをするたんぱく質「レジスタントプロテイン」も入っています。
「レジスタントプロテイン」とは、お腹の中の脂を吸着し、便をなめらかにするたんぱく質。どれだけ効くかは個人差がありますが、腸内環境を整えることに一役買うようですね。
貧血気味の女性に嬉しい「葉酸」も
酸素を運ぶ赤血球が少なくなる貧血には、葉酸が必要だといわれています。
独立行政法人 酒類総合研究所の資料によると、酒粕は、ほうれん草の約2.5倍もの葉酸量を持っているそう。貧血で困っていた方にとっては手放せない食材となりそうですね。
参考記事:https://www.nrib.go.jp/data/kouen/pdf/49kou03.pdf
美肌化粧品に使われる美肌成分「コウジ酸」
日本酒を作るときに使われる麹菌が生み出すのが、美肌成分を持つ「コウジ酸」です。
「コウジ酸」には、「透明感のある肌にする」「シミを薄くする」「しわやたるみなどの肌老化の原因となる炎症を抑える」といった効果があるといわれています。こうした研究結果から、「コウジ酸」を取り入れる化粧品もあるのだとか。確かにこれだけ美肌効果が期待されるなら、いますぐにでも試してみたくなりますよね。
アルツハイマー型認知症予防として注目を集めている「フェルラ酸」
平成29年度高齢者白書によると、2025年には65歳以上の5人に1人が認知症、または認知症予備軍となるといわれています。その認知症の原因となる病気の半分以上を占めるのが、アルツハイマー型認知症です。現代を生きる私たちにとって、認知症は誰にでも起こる病気のひとつなのです!
そんな認知症を予防してくれると期待されている成分が、酒粕に含まれる「フェルラ酸」。近年の研究で、認知症発症原因のひとつであるリン酸化タウタンパク質の蓄積を低下させる作用があることがわかってきました。酒粕を取り入れることで、美肌にも認知症対策にもなるなんて、かなりお得に思えてしまいますね!
うつ病への効果が期待できる「S-アデノシルメチオニン」
酒粕には、うつ病への効果が期待されている「S-アデノシルメチオニン」も含まれています。しかも、「S-アデノシルメチオニン」は一般の食品には含まれていないそうなんです。食品で摂取できるのは、酒粕とにごり酒のみ。ですが、にごり酒は酒粕に比べ、「S-アデノシルメチオニン」の含有量は極端に少ないとの報告がされています。
つまり、食品で最も効率よく「S-アデノシルメチオニン」を摂るには、酒粕を摂取するほかないんですね。
参考:生物工学会誌 第97巻 第10号「発酵食品「酒粕」による老化抑制および脳機能活性化の検討」
酒粕を気軽に摂取できる『乳酸菌発酵酒粕ヨーグルト(JOGURT)』
これだけカラダに嬉しい効果を持つ酒粕。できるなら、毎日取り入れて身体の調子を整えたいですよね。でも、酒粕を日常的にとるのは結構大変……。
そんな人は、『乳酸菌発酵酒粕ヨーグルト(JOGURT)』を試してみてはいかがでしょうか?
『乳酸菌発酵酒粕ヨーグルト(JOGURT)』とは、酒粕から作られた植物ヨーグルトのこと。乳酸菌発酵前に酒粕を加熱してアルコールを抜いているので、酒らしさが苦手な人も安心です。通販もやっているので、遠方住まいの方も気軽にお申し込みできますよ。
(※アルコール残量1%以下。アルコールにアレルギーがある方は、かかりつけのお医者様にご相談ください。)
使い方はヨーグルトと同じでOKです! 果物にかけたり、ドリンクに入れたり、スムージーにしたりと、取り入れやすい方法で試してみてくださいね。
もっと商品について詳しく知りたい人は、こちら。
野菜や果物、ジュースなどを使ったアレンジレシピを知りたい人は、こちら。
最後に
美肌に、腸内環境に、貧血にと、いいこと尽くしの酒粕。
板状の酒粕だと、どのように調理したらいいか迷いますが、ヨーグルト状のものであれば、日頃の食事に取り入れやすいはずです。
あなたも酒粕を取り入れて、健康なカラダを手に入れましょう。
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