酒粕の栄養成分DB「S-アデノシルメチオニン(SAM)」

【成分の性質】

「S-アデノシルメチオニン」は心と脳を穏やかにする効果があると言われており、うつ病、変形性関節症、胆汁うっ滞、および肝疾患の治療に効果的であると言われる成分。

もともと人の生体内では肝臓で生成される成分でメチオニンから合成されるが、実は酒粕にも多く含まれている。
肝疾患やうつ病では、このS-アデノシルメチオニンの値が低値を示すことから、体内での生成や酒粕などから摂取することで改善が期待できる可能性があるとして注目を浴びている。

機能的に血小板阻害因子であることが証明され、アメリカではこのサプリメントも販売されているが、日本ではエビデンスが十分ではないともいわれており、基本的には医師の指導の基で使用されている。

【期待できる効果】

・気分改善効果
・抗肝障害効果
・抗関節炎効果

【含まれる食材】

・酒粕

酒粕は、処方箋薬やサプリメント以外でS-アデノシルメチオニン(SAM)が摂取できる唯一の食品といってもよい。

【活用事例】

・処方箋薬/サプリメント(抗うつ、肝臓・関節のはたらきを助ける)

酒粕(さけかす)は日本酒を作る際の副産物ですが、発酵の力が凝縮されたスーパーフードとして注目。酒粕の健康美容効果は、悪玉コレステロールを減らす/血糖値の上昇を抑える/血圧上昇を抑制/腸内環境の改善/美肌効果/ダイエット効果などが期待できると言われています。

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