酒粕は、日本酒の製造時に生まれる副産物であり、発酵食品として健康効果も高く注目されています。しかし、酒粕にあまり触れたことのない方は、どこに売っているのだろう?どうやって使えばいいのだろう?と悩むことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、購入場所と活用方法をご紹介。今年はぜひ健康や美肌にうれしい栄養素がたっぷり酒粕を使ってみてくださいね。
酒粕とは?

酒粕は、日本酒を搾る際に出る副産物で、アミノ酸、ビタミンB群、レジスタントプロテインといった栄養素が豊富です。これらの成分には、美肌効果、腸内環境の改善、疲労回復などの健康効果が期待できます。また、料理や甘酒、漬物など、さまざまな形で活用できるのも魅力です。
酒粕ってどこで買えばいいの?
スーパーマーケット
日常使いのスーパーマーケットでも酒粕は手に入ります。特に冬になると、発酵食品コーナーや地域特産品コーナーに並ぶことが増え、地元の酒蔵とのコラボ商品や使いやすい袋入りの酒粕など、種類も豊富です。用途に合わせたサイズが選べるのも魅力です。
オンラインストア
近所のスーパーで酒粕が手に入らない方には、オンラインショップがおすすめです。Amazonや楽天市場では、全国の酒蔵から取り寄せた酒粕を購入でき、レビューを参考にしながら選ぶことも可能です。忙しい日々の中でも、自宅で手軽に注文できるのがオンラインショップの大きな利点です。
酒蔵や酒屋
本格的な酒粕を求めるなら、酒蔵や酒屋での購入がおすすめです。地元の酒蔵から直送される新鮮な酒粕は、香りや味わいが格別です。さらに、酒に詳しいスタッフから料理のアイデアや保存方法を教えてもらえることもあり、酒粕の魅力をより深く楽しむことができます。
【酒粕の活用アイデア】家庭でのさまざまな使い方

酒粕は、料理だけでなくドリンクや漬物、お菓子作りにも活用できる、非常に汎用性の高い食材です。ここでは、具体的な使い方を紹介します。
甘酒作り
酒粕を使った甘酒は、手軽に栄養を摂取できる飲み物として人気です。水に酒粕を溶かし、砂糖と生姜を加えて温めるだけで完成します。疲労回復、免疫力向上、美肌効果が期待できるため、毎日の健康習慣にぴったりです。
味噌汁や鍋のコク出し
味噌汁や鍋料理に酒粕を加えると、コクと旨味がプラスされます。特に寒い季節には体を温める効果もあり、風味豊かな一品に仕上がります。
粕床で漬物を作る
酒粕に味噌や塩を混ぜた粕床で漬けると、野菜の旨味が引き出され、栄養価も高まります。大根やキュウリだけでなく、魚や肉を漬け込むことで、柔らかく味わい深い仕上がりになります。
パンやスイーツへの活用
酒粕を生地に練り込むことで、パンやお菓子に深いコクが生まれます。酒粕クッキー、チーズケーキ、マドレーヌなどは、発酵の香りがアクセントになり、日本酒とのペアリングも楽しめます。
スキンケアへの応用
酒粕は、栄養価が高く美容効果もあるため、フェイスパックとしても活用できます。酒粕を水やヨーグルトでペースト状にし、顔に塗ってしばらく置くだけで、肌に潤いを与えます。
酒粕パックの作り方はこちら
酒粕のアルコールの抜き方
通常、酒粕には8%程度のアルコールが含まれています。アルコールをできるだけ抜いて楽しみたい方は電子レンジや煮込むのではなく、蒸す方法がおすすめ。最も効率よくアルコールを飛ばすことができます。ただし、完全に抜くことは難しいので、妊娠中の方やアルコール耐性があまりない方はご注意ください。
蒸してアルコールを飛ばす方法
①酒粕をカット
厚み2センチ以下、サイズ5㎝以内に酒粕をカットします。(厚みは薄いほどよくアルコールが飛びます)
②スチームで20分以上蒸す
たっぷりの蒸気で20分以上加熱してください。
③水を足してペースト
蒸した後は水を足して好みの硬さのペーストにしておくと、お料理に使うとき便利です。
まとめ
酒粕は甘酒や味噌汁、漬物、スイーツなど、さまざまな料理に活用できる万能食材です。また、スキンケアやディップのベースとしても使えるため、日常生活に手軽に発酵食品を取り入れることができます。スーパーで気軽に手に入る酒粕を上手に活用し、健康的で豊かな食生活を楽しんでみてください。
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