【酒粕の再利用】発酵食品の可能性を最大限に活かす

日本酒を作る際に生まれる酒粕は、実は食品や美容、生活のさまざまな場面で再利用できる優れた素材です。酒粕は栄養価が高く、調理やスキンケアなど多くの用途があり、廃棄せずに環境にも優しい生活をサポートします。本記事では、酒粕の再利用方法を紹介し、その魅力を解説します。

1. 酒粕の栄養と再利用のメリット

酒粕は、日本酒の発酵過程で得られる副産物でありながら、さまざまな栄養素を含んでいます。

  • レジスタントプロテイン:腸の中で脂を強力に吸着し、便をなめらかにする働きを持ちます。そのため、腸内環境を整えたり、コレステロール値の低下・肥満の抑制などの効果が期待されています。
  • β-グルカン:グルカンはグルコースがたくさん繋がった多糖の総称。β-グルカンは分解されずに食物繊維として機能します。食後の血糖値の上昇を抑えたり、血中コレステロール値を下げる効果があるといわれています。
  • α-EG:日本酒やビール、ワインなどのアルコール飲料に含まれる成分。皮膚真皮層のコラーゲン量を増やすことが学術的に実証され、肌の保湿やコラーゲン量の増加などが期待されています。

他にも酒粕には、免疫力を高める成分や冷え性に嬉しいもの、抗酸化作用を持つ成分など、多くの栄養素が含まれています。こうした酒粕を再利用することで、食品ロスの削減に貢献し、私たちの健康も守られる機会になるのではないでしょうか。

2. 食品としての再利用

  1. 粕汁や味噌汁に活用
     酒粕をスープに加えることで、コクが増し、栄養価の高い料理が楽しめます。寒い季節には体を温める効果も期待でき、特に粕汁は日本の伝統的な料理として親しまれています。
  2. 漬物の材料に
     酒粕を使った「粕漬け」は、魚や野菜を漬け込み、旨味を引き出します。発酵食品の一つとして保存性も高く、健康効果も期待できます。
  3. パンやお菓子の材料に
     酒粕をパン生地やケーキに加えると、独特の風味としっとりとした食感が得られます。また、発酵の力で生地が膨らみやすくなるという利点もあります。

3. スキンケアでの再利用

酒粕には美肌効果があるとされ、多くの化粧品にも応用されています。自宅でも簡単にスキンケアに取り入れることが可能です。

4. 生活の中での再利用

  1. 入浴剤として利用(酒粕風呂)
     酒粕をお風呂に入れることで、体を温め、リラックス効果が得られます。また、肌に潤いを与える効果もあり、乾燥する季節におすすめです。お風呂が難しい方は、シャワーで体を温めた後、酒粕を直接肌に塗る方法もおすすめです。
  2. 肥料としての再利用
     酒粕は植物の栄養素としても利用されます。畑や庭の土に混ぜることで、発酵による土壌改良効果が期待できます。

5. 酒粕再利用の注意点

  • アルコールの残留:酒粕にはアルコールが残っているため、敏感肌の方やお子様が使用する場合には、十分に加熱するか水にさらしてから使いましょう。
  • 保存方法:再利用する場合も、酒粕の保存は冷蔵庫または冷凍庫が推奨されます。長期間の保存で風味が落ちないよう注意が必要です。

もっと手軽に楽しみたい方は、酒粕を再利用した乳酸菌発酵酒粕「醸グルト」

とはいえ、アルコールが含まれている酒粕を毎日摂り続けるのは難しいもの。そんな方は、酒粕を乳酸菌でもう一度発酵させた乳酸菌発酵酒粕「醸グルト」を試してみてはいかがでしょうか。通常8%ほど含まれているアルコールを1%程度まで抑えているので、手軽に生活に取り入れていただけます。発酵食品は2週間毎日摂り続けることで自分の体に合うかどうかがわかるといわれています。それに倣い、2週間プランも用意したので、ぜひ試してみてくださいね。https://haccotogo.com/jogurt/

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