酒粕の効能とコラーゲンの関係とは?ハリのある肌を目指す新しいケア方法

年齢とともに減少するコラーゲンは、肌のハリや弾力に大きく関わる成分です。以前、「コラーゲン入り」商品が流行りましたが、実はコラーゲンを食べても、直接肌のコラーゲンにはならないそうです。肌のコラーゲンを増やすために、注目したいのが、酒粕に含まれる「α-EG」です。この記事では、α-EGの効能について解説していきますね。

酒粕の効能とコラーゲンのつながりとは?

金沢工業大学と車多酒造の共同研究で、α-EGがお肌のコラーゲン密度を増やすという研究結果が発表されています。(引用記事:https://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2017/0913_ozeki.html )

これによると、α-EGを飲むと小腸から吸収され、全身の血管、毛細血管へと浸透していくことがわかります。しかも、α-EGは麹と酵母がお米を糖化・発酵させることで出来る成分なので、日本酒と酒粕にしか含まれていないのだとか。酒粕を日々摂り入れることの大切さがわかりますね。

まだまだある、美容成分

1. フェルラ酸で酸化を防ぐサポート

フェルラ酸は、酒粕に含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化作用があるとされています。酸化は、肌の老化を加速させる要因の一つと考えられており、コラーゲンの劣化にもつながります。フェルラ酸の抗酸化作用によって、コラーゲンの劣化を防ぐサポートが期待できます。

2. シミ・そばかすの原因となるメラニンの生成を抑制する、コウジ酸

酒粕に含まれる「チロシナーゼインヒビター」は、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑制する成分です。さらに、メラニンの生成を促す情報伝達物質の生成も抑制し、シミができる前に先回りしてアプローチできるのが特徴です。抗炎症作用もあるため、肌荒れやニキビの炎症を和らげ、ニキビ跡の色素沈着を防ぐ効果も期待されています。

3. ビタミンB群で肌の代謝をサポート

酒粕には、ビタミンB2やビタミンB6といったビタミンB群が豊富に含まれています。これらのビタミンは、肌の代謝をサポートし、健康的な肌を維持するために重要な役割を果たします。肌の新陳代謝が活発になることで、コラーゲンの生成が促進される可能性があるのです。

酒粕を使った美肌ケアの方法

酒粕を効果的に活用して、肌のハリや弾力をサポートする方法をいくつかご紹介します。

1. 酒粕パックで肌に直接アプローチ

酒粕パックは、酒粕をペースト状にして肌に塗布するケア方法です。アミノ酸やフェルラ酸が直接肌に浸透することで、保湿効果が期待されます。さらに、α-EGも肌のハリをサポートする成分として注目されています。週に1〜2回のスペシャルケアとして取り入れるのがおすすめです。特に、乾燥が気になる季節には、しっとりとした肌の感触を実感できるかもしれません。

2. 酒粕を使ったスキンケアアイテムの活用

手軽に取り入れたい方は、酒粕を配合した化粧水や美容液の活用がおすすめです。特に、α-EGが配合されたスキンケアアイテムは、肌のハリをサポートする美容アイテムとして注目されています。酒粕由来のエキスが配合されたスキンケアアイテムは、手軽にコラーゲンケアを始められる方法の一つです。

3. 酒粕を活用した料理で内側からサポート

コラーゲンケアは、体の内側からのアプローチも大切です。酒粕を使った味噌汁やスープに、コラーゲン生成をサポートするアミノ酸を手軽に取り入れることができます。温かい料理で体を内側から温めることで、代謝の促進にもつながります。

酒粕の活用に関する注意点

酒粕の効果を引き出すためには、いくつかの注意点を押さえておきましょう。

  • アレルギーに注意:酒粕は発酵食品のため、アレルギー反応が出る場合があります。初めて使用する際は、パッチテストを行いましょう。
  • 保存方法に注意:酒粕は湿気を吸いやすいため、冷蔵庫で保存するのが理想的です。開封後は密閉容器に入れ、できるだけ早めに使い切りましょう。
  • 摂取量の目安:食品として取り入れる場合は、1日の摂取量を30g〜50g程度にするのが目安です。過剰摂取は胃腸の負担になる可能性があるため、適量を心がけましょう。

酒粕とコラーゲンの関係を最大限に活かすためのポイント

酒粕の美容効果を引き出すためには、いくつかのポイントがあります。

  • 温めて食べる:温かい料理に加えることで、体が温まり代謝が促進されます。これにより、肌のターンオーバーが活発になり、ハリのある肌をサポートします。
  • 継続的な取り入れ:酒粕の美容成分を活用するためには、定期的な摂取が大切です。短期間のケアではなく、日々の食事やスキンケアに取り入れることを意識しましょう。
  • 外側からと内側からの両面ケア:パックや化粧品を使った外側からのケアと、料理を通じて内側からケアする方法を組み合わせると、より効果的です。

酒粕とコラーゲンケアの新たな可能性

酒粕は、コラーゲンそのものを含んでいるわけではありませんが、α-EGやアミノ酸、フェルラ酸、ビタミンB群が含まれており、肌のハリや弾力を保つサポートにつながります。これらの成分を活用して、外側と内側の両方から美容ケアを取り入れてみてください。

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