酒粕には、発酵過程で生成される美肌成分や保湿効果のある成分が豊富に含まれており、スキンケアアイテムとしても人気です。ただ、酒粕にはアルコール分が8~10%含まれているため、敏感肌や乾燥しがちな肌の方には刺激が強すぎる場合があります。そこで、今回は酒粕を蒸してアルコールを抜く方法と、それを使った酒粕パックの作り方について解説します。
酒粕を使ったパックの作り方
蒸してアルコール分を飛ばした酒粕は、保湿や透明感を引き出すパックとして最適です。ここでは、シンプルで効果的な酒粕パックの作り方をご紹介します。
【材料】
- 酒粕 30g
- 水 20ml(酒粕の状態によって加減してください)
【作り方】
- 水を足して好みの硬さにペーストする
- 酒粕を2cm以下の厚みに切り分ける
- 酒粕を蒸し器に入れて20分以上蒸す
これで、美容効果が期待できる酒粕パックの完成です!
ちなみに、酒粕のアルコール分を抑えたい方には、ぐつぐつ煮るよりも蒸し器で蒸す方法がおすすめです。蒸すことで効率よくアルコールが飛び、酒粕特有の香りが苦手な方にも使いやすくなります。ぜひ蒸した酒粕で作るパックをお試しください。
酒粕パックの使用方法
酒粕パックの準備ができたら、いよいよ使ってみましょう!
まず、肌に合うか確認するためのパッチテストを行います。腕の内側などに少量の酒粕を塗り、7分ほど様子を見ます。その後、さらに10分経過後に赤みや異常がないか確認してください。もしヒリヒリや違和感を感じたら、すぐに洗い流し、使用を中止してください。
問題がなければ、次に顔に塗ってパックを楽しみましょう。
【使い方】
- 洗顔後の肌に塗布
洗顔後、水分をしっかり拭き取った肌に酒粕パックを塗布します。 - フェイスマスクや蒸しタオルを使用
塗布した箇所にフェイスマスクや蒸しタオルをかけて、保湿効果を高めましょう。
これだけでOKです!たった2~3分で、しっとりした肌触りが期待できます。顔だけでなく、乾燥が気になる部分にもお試しください。なお、アルコールを抜き水分を加えた酒粕は日持ちしないため、清潔な容器に入れて冷蔵庫で保管し、2~3日以内に使い切ることをおすすめします。冷凍保存すれば、さらに長く保管できます。
まとめ
酒粕を蒸してアルコールを抜くことで、肌に優しく安心して使えるパックが完成します。酒粕には、保湿成分や透明感を引き出す成分が多く含まれているため、定期的に取り入れることで、しっとりとした肌へと導いてくれます。季節を問わず、自宅で簡単にできる酒粕スキンケアで、美しい肌を手に入れてみましょう。
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