血圧を穏やかにコントロール。「アンジオテンシン変換酵素(ACE)抑制ペプチド」の可能性

こんにちは!Hacco to go! 広報担当の長谷川です。

高血圧は現代社会において多くの人々が抱える健康問題の一つです。高血圧は心疾患や脳卒中などのリスクを高める要因であり、日常的に血圧をコントロールすることが重要です。そんな中で注目されているのが、「アンジオテンシン変換酵素(ACE)抑制ペプチド」。自然な方法で血圧を下げる効果が期待されており、酒粕にも含まれている成分です。今回は、このアンジオテンシン変換酵素抑制ペプチドについて詳しくご紹介します。

アンジオテンシン変換酵素(ACE)とは?

アンジオテンシン変換酵素(ACE)とは、血圧上昇に関わる酵素のひとつ。血圧を上昇させる「アンジオテンシンⅡ」の産生に関わる酵素が「アンジオテンシン変換酵素(以下、ACE)」です。トクホの関与成分として認められているACE阻害ペプチドは複数あり、酒粕の他にイワシ由来、乳由来、ゴマ由来、ワカメ由来、大豆由来などが報告されています。

ACE抑制ペプチドの研究と効果

月桂冠総合研究所の研究によれば、清酒の濃縮エキスにはACE阻害活性が確認され、さらに酒粕にはより強力なACE阻害活性が発見されました。軽度から中度の高血圧を持つ被験者に対して、酒粕由来のペプチドを1日2000mg、30日間服用してもらう実験を行ったところ、8週間にわたる血圧測定で、収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)の両方が摂取前に比べて低下することが確認されました。特に、拡張期血圧は摂取終了後1週間経過しても低下が持続。結果として、モニター全体の平均値が正常範囲である90~139mmHgあるいは90mmHg以下に収まることが明らかになりました。

酒粕由来のペプチドは、急激な血圧低下を引き起こす医薬品とは異なり、1~2カ月にわたって緩やかに血圧を低下させる効果があると言われています。現在市販されている多くのACE阻害ペプチドが動物由来である中で、酒粕由来のペプチドは植物(米たんぱく質)由来。高血圧気味で気になっている方は、酒粕を普段の食事に取り入れることで血圧降下が見込めるかもしれません。

参考:酒「粕」も百薬の長 酒粕から血圧を下げるペプチド(月桂冠総合研究所)https://www.gekkeikan.co.jp/RD/health/health04/


アンジオテンシン変換酵素(ACE)抑制ペプチドは、自然な方法で血圧をコントロールするための有用な成分です。日常的に酒粕を取り入れることで、このペプチドの効果を享受し、健康を維持することができます。健康管理の一環として、ぜひACE抑制ペプチドを意識した食生活を心がけてみてください。

注意: この情報は一般的な情報であり、医学的アドバイスではありません。ご自身の健康に関するご質問は、医師にご相談ください。

酒粕を日常的に摂り入れるなら、乳酸菌発酵酒粕ヨーグルト「JOGURT」

とはいえ、毎日酒粕を使った料理を続けるのは難しいですよね。そんな時には、酒粕を乳酸菌で発酵させた「JOGURT(じょうぐると)」を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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「JOGURT」は、酒粕を乳酸菌で再発酵させた植物性のヨーグルトのこと。そのまま食べても美味しいですが、お好きな果物と一緒にスムージーにすると、さらに美味しさが引き立ちます。

作り方もとても簡単。「乳酸菌発酵酒粕 JOGURT」50gと豆乳100cc、お好みの果物をミキサーにかけるだけ。簡単に酒粕を摂取することができます。さらに、他にもたくさんのアレンジ方法があるので、ぜひ試してみてくださいね。

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