酒粕を使った甘酒は、日本の伝統的な飲み物の一つで、冬場の温かい飲み物として人気があります。しかし、酒粕には8~10%程度のアルコールが含まれているため、アルコールを気にする方や、お子様向けに楽しみたい方には注意が必要です。この記事では、酒粕甘酒からアルコールを抜く方法と、完全に抜くことの難しさについて解説します。
酒粕に含まれるアルコールを完全に抜くことはできる?
酒粕は日本酒の製造過程で生まれた副産物で、自然とアルコールが含まれています。そのため、完全にアルコールを抜くことは難しいとされていますが、加熱や蒸すことでアルコールを減らすことは可能です。ただし、微量のアルコールは残るため、「完全にノンアルコールにする」というのは難しい点を理解しておきましょう。
酒粕のアルコールを抑えるための蒸し方法
酒粕を加熱する際、蒸してから甘酒を作ると、比較的アルコールを飛ばしやすくなります。以下に、アルコールを減らしやすい蒸し工程を取り入れた方法をご紹介します。
酒粕を蒸してアルコールを抑える手順
- 蒸し器の準備
蒸し器や鍋に湯を沸かし、酒粕を入れる準備をします。できるだけ酒粕を平たく小分けにすると、蒸気が均等に当たりやすくなります。 - 酒粕を蒸す
酒粕を蒸し器に入れ、10〜15分ほど中火で蒸します。この工程でアルコールが揮発しやすくなり、アルコール感が苦手な方でも使いやすくなります。 - 蒸した酒粕で甘酒を作る
蒸してから甘酒を作ると、アルコールが飛びやすくなり、蒸したことで酒粕特有の風味もまろやかになります。酒粕に水を加えて煮込み、お好みの甘さに調整しましょう。
酒粕甘酒と米麹甘酒の違い
もし完全にノンアルコールの甘酒を求める場合は、米麹から作られた甘酒が良い選択肢です。米麹甘酒は、アルコールを含まないため、お子様からお年寄りまで安心して楽しめます。また、米麹甘酒は自然な甘みが特徴で、酒粕甘酒とは異なる風味が楽しめます。
- 酒粕甘酒:日本酒の風味が強く、栄養価が高いがアルコールが含まれる
- 米麹甘酒:自然な甘みとやさしい風味で、ノンアルコール
注意点:酒粕甘酒を飲む際のポイント
酒粕甘酒は健康や美容効果が期待できる発酵食品ですが、以下の点を踏まえて楽しみましょう:
- アルコールが気になる場合は加熱を徹底
酒粕甘酒をしっかり加熱することで、アルコールを可能な限り抑えられます。お子様やアルコールに敏感な方に提供する場合は、充分に煮立たせると安心です。 - 体調に合わせて楽しむ
酒粕甘酒は発酵食品のため、胃腸が弱っている時は控えめにすることが推奨されます。
まとめ
酒粕からアルコールを抜くことは難しいですが、蒸してから甘酒を作ることでアルコールを抑えやすくなります。アルコールをできるだけ減らして楽しみたい方には蒸し方法を取り入れた酒粕甘酒、完全にノンアルコールの甘酒を求める方には米麹甘酒がおすすめです。それぞれの特徴を知り、ご自身に合った甘酒を楽しんでください。
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