酒粕化粧水は、発酵の力による美容効果が期待できるスキンケアアイテムとして注目を集めています。酒粕にはビタミンB群やアミノ酸、ペプチドなど、肌に嬉しい成分が豊富に含まれているため、保湿効果や透明感アップが期待できます。一方で、酒粕にはアルコールが含まれていることが多いため、敏感肌の方やアルコールが苦手な方には使用方法に工夫が必要です。
酒粕化粧水の美容効果とは?
酒粕には日本酒の製造過程で発酵によって生成された多くの成分が含まれています。主に以下のような美容効果が期待できます:
1. 保湿効果
酒粕にはアミノ酸やペプチドが豊富で、これらの成分が肌の水分保持力を高め、しっとりとした肌に導きます。乾燥が気になる季節や、乾燥肌の方にとっては特に効果的です。
2. 透明感アップ
発酵過程で生まれる成分の一部は、肌の代謝をサポートするため、くすみの原因となる古い角質の除去を助けます。継続して使うことで、肌が明るく見えるようになるでしょう。
3. 皮脂バランスの調整
酒粕に含まれるビタミンB群は皮脂バランスを整え、べたつきが気になる方にも使いやすい成分です。アルコールが含まれることで、余分な皮脂が抑えられ、肌がさらりとした感触になります。
アルコールが含まれる酒粕×コウジ化粧水の作り方
①まずは、酒粕10g、こうじ20gを量ります。
②だしパック用の不織布に入れて口を閉じ、アルコールで殺菌したガラス容器に入れて、水を150㎖入れます。お水は5倍と覚えましょう。
③蓋をして、冷蔵庫で8時間ほど冷やします。酒粕と麹からエキスが出るように、たまにくるくる回します。
④袋を取り出し、グリセリンを小さじ1杯入れてかき混ぜます。グリセリンはドラッグストアで購入できます。天然の保湿成分です。
⑤よくかき混ぜたら、アルコールで殺菌したボトルなどに移し替えて、冷蔵庫で保管します。
アルコールが苦手な方におすすめの使用方法
敏感肌やアルコールが苦手な方でも酒粕の美容成分を取り入れたい場合、いくつかの工夫が役立ちます。
- 蒸してアルコールを飛ばす方法
酒粕を使ったスキンケアアイテムを手作りする場合、酒粕を一度蒸してアルコールを飛ばしてから化粧水やパックに使うと、刺激が少なくなります。加熱でアルコールを飛ばすと、肌への負担が抑えられるので、化粧水を作る際の下準備として試してみてください。
酒粕化粧水を使う際の注意点
酒粕化粧水は保湿や透明感アップに役立ちますが、いくつかの注意点を守ることでより安全に使用できます。
- 開封後は早めに使い切る
手作りの酒粕化粧水は防腐剤が含まれていないため、冷蔵保存で1週間以内に使い切るようにしましょう。市販の酒粕化粧水も開封後は保管場所に気をつけ、使用期限内に使い切ることをおすすめします。 - 肌の調子が悪い時は使用を避ける
肌が荒れている時や、日焼け直後は、アルコール成分が刺激になる可能性があるため使用を避けましょう。肌の状態が整っている時に使用すると、効果を実感しやすくなります。
まとめ
酒粕化粧水は、アルコールが含まれることで皮脂を調整し、清潔感のある肌作りをサポートしてくれるスキンケアアイテムです。敏感肌の方や乾燥肌の方はパッチテストを行い、使用頻度や希釈でアルコールの刺激を調整して、安心して美容効果を取り入れてみましょう。
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